男の膀胱炎について

驚く男性

膀胱炎とは?

膀胱炎とは、大腸菌などの細菌が膀胱に侵入することによっておこる感染性疾患です。

膀胱炎には慢性膀胱炎と急性膀胱炎の2種類があります。
膀胱炎の大半は急性膀胱炎であり、40代ぐらいまでの女性に多い疾患です。
症状としては、尿の回数が多い、排尿の前後に膀胱が痛くなる、おしっこが濁る、血尿などの症状が現われます。

特に尿の回数が多くなることが多く、夜間でも頻繁にトイレに行きたくなります。

トイレットペーパー

一方慢性膀胱炎も同様に頻尿や排尿痛、残尿感、下腹部痛などの症状が現われます。
尿路に基礎疾患がある事が多く、膀胱結石なども原因になることがあります。

膀胱炎を繰り返さないためにはこれらの基礎疾患を治療することが最優先になります。

膀胱炎は女性が多い理由

膀胱炎は圧倒的に女性がかかることの多い疾患です。

特に10代から40代の若い女性に多いのが特徴です。

その理由として、尿道の距離が短いという女性の身体的構造があげられます。
女性の尿道は4㎝から5㎝と、男性に比べてはるかに短く(男性は14㎝から27㎝)、しかも尿道口が肛門や膣にとても近いという身体的特徴があります。

その上尿道がまっすぐ下に向かっているため、細菌も侵入しやすいのです。

悩む人

加えて女性は生理や妊娠、出産など、女性特有の発症理由も存在します。

生理中は女性ホルモンの低下により膣内の自浄作用が減少し、膣内に細菌が増殖しやすくなります。

膣と尿道口は近いので、膣で増えた細菌が尿道に侵入しやすくなるのです。
特におりものシートやナプキンなどを長時間使い続けていると衛生状態が低下し、細菌感染をおこすことがあるので、こまめに取り換えることが必要です。

さらに妊娠中は女性ホルモンが増え、ホルモンのバランスが崩れた状態になっています。
そのため妊娠前よりも免疫力が低下しやすく、体の抵抗力が通常より落ちて細菌に感染しやすい状態になっています。

風邪を引いたり、疲れたりしたときなどに免疫力が落ちていると、細菌に感染し膀胱炎にかかりやすくなります。

加えて妊娠中はおりものが増加しやすく、細菌が繁殖しやすい環境になっています。
妊娠後期になると子宮は大きくなり膀胱を圧迫して、おしっこが出にくくなります。

膀胱内に尿がたまりやすくなるので、尿に細菌がつきやすくなります。

トイレ

また、トイレをがまんしがちな人も膀胱炎になりやすいといわれています。
トイレに行かずに排尿を我慢していると細菌が膀胱にたまってしまい、膀胱炎の原因になることが多いのです。

膀胱炎の治療法と予防について

膀胱炎にならないためにはまずはしっかりと予防することが大切です。

予防法としては、トイレをがまんしないこと、お水を十分に飲むことなどがあげられます。

また下着はいつも清潔な物を身に着けることや体を冷やさないことも大切です。

ストレスは免疫力の低下を招くので、膀胱炎にかかりやすくなります。
ストレスはなるべくためないで発散し、上手に気分転換を図ることも予防になります。

女性4

トイレに行ったときは排尿後も排便後もおしりの拭き方に気を付けることが大切です。
前からうしろにむかって拭くように心がけることで膀胱炎になるリスクを減らすことができます。

膀胱炎の治療法は、基本は病院で薬をもらうことですが、軽い膀胱炎なら自然に治癒することがあります。
もしも膀胱炎のような症状がでたら、とにかくお水をたくさん飲んで細菌を輩出することが大切です。

そして、抵抗力を高めるために栄養のあるものを十分に取り、早めに就寝しましょう。

もしも、症状が治まらない時やひどくなるときは急いで病院に行った方が良いです。
膀胱炎の治療は抗生剤を飲むことが基本になります。

薬を飲むと間もなく症状は収まることが多いのですが、途中で薬を勝手に止めてはいけません。

医師から処方された薬は、指定された日数だけ飲むことが必要です。
途中でやめると、再び菌が繁殖して膀胱炎が再発することがあります。

通常は5日間~7日間ぐらい飲み続けると膀胱から菌が消えるのが一般的です。